マインクラフト プログラミング 本 編

私が授業で使いたいのは,マインクラフトのプログラミングである。MakeCodeを使って,いろいろ生徒の論理的思考力を養わせていきたいと考えている。しかし,MakeCodeを使った解説本は私が知る限り1冊しかない。『できる パソコンで楽しむ マインクラフト プログラミング入門 Microsoft MakeCode for Minecraft 対応』である。これは私が悪いのであるが、すばらしい本であるが,マインクラフトのプログラミングを使ってその先何ができるかこの本だけでは行き詰まってしまう。そこで何冊か次第マインクラフトのプログラミングの本を買って(MakeCodeのプログラミングは書かれていない),マインクラフトのプログラミングで何ができるか,MakeCodeのプログラムに書き直して何ができるかこのページをご覧になられている方々に紹介することにした。

私がマインクラフトのプログラミングを勉強している本は次の3冊である。

みんな大好き!マインクラフトるんるんプログラミング! ふりがな付き コマンドブロック編

本のサイト(アマゾン)

この本の第2章では,レッドストーンが学べるが,ただこんなことができますよという紹介だけで不親切である。作り方は,ネットで調べながらやった。

Chapter 2 section 5(p41~) レッドストーンで仕掛けを作ってみよう!

自動ドアを作る(p41)  完成動画

レッドストーンを使って,自動ドアを作る という解説はネットや本にたくさん載っているが,どうしてその回路になるのか知りたかった。作りながら疑問を少しずつ解決して、レッドストーンの特徴が少しわかった気がする。

悩んだこと

なぜ床を2段掘るのか→まず,1段だけ掘って,レッドストーン回路をおいても,自動ドアは作れるが,その上にブロックを置くことができずに,レッドストーンを隠すことができない。

なぜ地下2階に正方形のレッドストーン回路を作るのか。→スイッチ(感圧版)の影響が及ぶのは,1段下のレッドストーン回路までである。地下2階のレッドストーンには電波が届かない(影響が及ばない)。しかしレッドストーンの真上にブロックをおいて,その上にスイッチ(感圧版)を置くと,スイッチ(感圧版)はブロックの真下のレッドストーンには影響が及ぼすのである。地下2階に正方形の海路を作るのは,1辺の真上にブロックをおいてスイッチ(感圧版)を置くためである。そもそも地下2階に直線のレッドストーン回路を作ったらスイッチ(感圧版)をおいても電波が届かない。だから正方形にして,1辺の上にブロックを置いてその上にスイッチ(感圧版)をおいて影響を及ぼすのである。地下2階のレッドストーンは隠すことができる。

ピストンブロックはONになると突き出し,オフのときは引っ込む。自動ドアを作るにはその逆でないといけない。つまり,オフのときは突き出し,オンのとき引っ込むようにする。→レッドストーントーチの特徴を利用する。スイッチ(感圧版)をつないだレッドストーン回路を作って,ブロックにつなげブロックレッドストーントーチを置く。するとおもしろいことに,スイッチ(感圧版)がオンのときはレッドストーントーチはオフになり(ピストンがへっこんだ状態),スイッチ(感圧版)がオフのときはレッドストーントーチはオンになる(ピストンがつきだした状態)。そのレッドストントーチをおいたブロックにピストンをつければよい。さらにレッドストントーチの真上にブロックを置くとそのブロックにもレッドストーンの電流は流れる。

小麦自動収穫装置を作る(p42)

小麦自動収穫装置を作る前に「水のせき止め」を作った。小麦自動収穫装置を作る前に「水のせき止め」の勉強をしました。スイッチを入れることによって,せき止めがさがるというもので,スイッチがオフのときはピストンがオンで、スイッチをオンにするとピストンがオフになるというNOT回路である。
水をせき止めるには,レッドストーンを利用するのですが,連続したピストンに動力を与える場合,リピーターを使うことによって,ピストン1つ1つに電力を流すことができる。
ただ気をつけておかないといけないのは,レッドストーントーチを使って,スイッチ(感圧版)を押したときにオフになる(NOT回路)回路を作るときトーチと同じ高さでレッドストーン回路を敷いてもスイッチ(感圧版)は反応しない。だから1段深いところにレッドストーン回路を敷かないといけないのであるが,リピーターを使わないとレッドストーンだけでは,ピストンに電力が行くような回路をつくることができない。(動画参照)

小麦自動収穫装置を作るときの注意点・・・小麦自動収穫装置を作るときは,畑の大きさに注意する必要がある。水が流れるのは長さ7までである。だから1辺を10とかにすると水が最後まで流れない。

小麦自動収穫装置を作る プログラミングで耕し種を植える

耕して種をまいたら周りを水で囲む

水門を作ったあと隠す

最後に,水で流れた小麦を収穫するのであるが,これは手前の水が左から右に流れていて,右側の地下にホッパー チェストの順番に置くだけで小麦が流された後自動的に小麦がチェストにたまっていく。(完成動画)

ドロッパー式アイテムエレベーターを作る(p43)

はっきり言って,本に紹介しているような回路では動かなかった。ただし、3段のアイテムエレベーターは動いた。5段になるとうごかなかった。

ドロッパー式アイテムエレベーター3段の成功動画

とても参考になったサイトは,

ドロッパー式アイテムエレベーター!作り方と装置の仕組みを解説します

【マイクラ】アイテムエレベーターが詰まる人へ、解説しつつ作りますよ

途中で搬送されずに詰まってしまう。これを解決するには,すこし複雑なレッドストーン回路が必要である。だから今回はとりあえずあきらめた

しかし学んだことはたくさんあるので備忘録として書いておこう。

ホッパーとドロッパーを真横につなげるとき,ホッパーの口先がドロッパーの真横になるようにつなげないといけない。私は,ホッパーの口先が真下になるようにつなげていて,どうして横のドロッパーにいかないのかずっと悩んでいた。

「ホッパー マイクラ」の画像検索結果

ホッパーは電力がなくても,口先を間違えなければどんなに長くても流してくれる。しかし,ホッパーを縦につなげたとき,下から上へは流してくれない。そこで下から上へものを運ぶときには、ドロッパーが必要になる。このドロッパー式アイテムエレベーターは,ドロッパーを使っているのはそのためである。

ドロッパーがものを運んでくれるには,ホッパー違って,動力が必要になる。しかし横にレッドストーンなどをおいて,常に電力が供給されている状態だとドロッパーは動いてくれない。ONになった瞬間だけ、しかも1回だけものを運んでくれて前に何もないとはき出してくれる。だからドロッパーを使ってものを運ぶときは、ONとOFが交互に動くようにしないと運んでくれないのである!コンバーターの横にリピーターをつけるだけである。リピーターのつまみによって、ドロッパーの排出のタイミングを変えることができる。
またドロッパーは中にものが入ると、電力を持つようになり、それは前にコンバーターを置くことによって電力を排出できる。ドロッパーにものがあればコンバーターを挟んだ先のランプがつくし、なければランプは光らない。動画解説

縦のレッドストーンの回路もあのように複雑になっているのは、ONとOFが交互になるように作っているのであるが,それでも動かないのはレッドストーンの電流回路の微妙なずれがそうさしているのだと思う。

サトウキビ自動収穫装置を作る(p44) 簡単な完成動画

この装置はとりたてて難しくない。ネットで検索してもすぐにでてくる。

学んだことは,サトウキビを成長させるには水を用意しないといけない。

レールに乗ったホッパー付きトロッコを動かすには,電流が伝わる(レッドストーン電流)レッドストーンの先をパワードレールにつなげる。今回はパワードレールをブロックで挟んでいるので、リピーターをブロックにつなげている。

オブザーバーを動かすにはレッドストーンをつなげておかないといけない。オブザーバーの前にものが表れたときだけ電流が1回流れる。

自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!

この本は,Scrachのプログラミングコードを使って,マインクラフトでゲームを作っている。それを今私は,MakeCode用のプログラミングに書き直している。それを紹介する。この本はすばらしい。マインクラフトプログラミングで何ができるか 可能性を示唆してくれた本である。また勉強していくうちにいろいろなプログラミングに欠かせないコマンドを学ぶことができる。